
行程3日目、伊藤新道を歩く多くの人は三俣から裏銀を抜けブナ立てを下り一気に七倉へ下山するのだが、予備日を兼ね4日間の日程にしてあるので鷲羽、水晶を経由し竹村新道を下山、湯俣でもう1泊し温泉でまったりというのが今回のプランだ。
竹村新道というのはなかなか通らないルートなのだが、10年程前に扇沢から奥黒、読売新道を経て赤牛、水晶、竹村新道を下り七倉という行程を2泊3日で歩いた事がある。この時は時間が無く湯俣は通過しただけで温泉入浴はかなわなかったので、是非また来て温泉に入ろうと思っていたのだった。

朝起きるとガスガス、風も強く寒い。

水晶に行っていないのでピストンしたいというA子さんに先に行ってもらいゆっくりと歩き出す。
鷲羽に登っていくと強風、何度も来ているので源流に下れば良かったかと思いながら雨具で登る。

時折ガスが抜けて視界が開ける。

明るくなってきたが相変わらず強風で寒い。

一瞬視界が開けた。少し草紅葉が始まっているような。

結局先行しているA子さんに追いついてしまい一緒に水晶小屋へ。
時間も押しているのだが、また来るのも大変なので強風の中水晶のピストンへ行ってもらう。
残りのメンバーは水晶小屋で力汁とやらを食いつつのんびり待ち。

水晶ピストンを終えてA子さんが戻ってきたので裏銀縦走路を先に進む。
赤岳を下り真砂へ登る。相変わらずガスで強風、それなりに寒い。

真砂分岐を竹村新道へ入る。
想定よりだいぶ時間がかかり湯俣へ下るのが遅くなりそう。
あせっても仕方ないので事故のないようじっくり取り組む事にする。

野口五郎はガスの中、真砂から下り風もやや弱くなってきた。

硫黄尾根と北鎌が正面なのだが今一つの視界で残念。

標高を落とすと穏やかになりシェルを脱ぐ。

五郎のガスが取れてきた。

急な樹林帯をどんどん下る。
稜線で時間がかかりだいぶ遅くなるかと思っていたが、下りは快調なペースになり一安心。

今回の足回りはトレランシューズで通したのが2名、登山靴も持ってきたのが2名。
私は全行程トレランシューズで通したが、やはり荷物の重い下りは足の負担が大きいと感じた。
荷物が軽ければ問題なさそうに思えるが、慣れない人はやはり登山靴の方が安定していて良いように思える。
稜線で時間がかかったメンバーも慣れないトレランシューズで重荷を背負い岩場で不安定だったからだと思われる。
沢区間はトレランシューズを使い登山靴を持ってきた人の方が夏道は快調に歩けている。
この辺りは荷物の量とどちらを取るかという事でそれぞれの考え方だろう。

足元に湯俣川が見下ろせた。
ちなみに竹村新道は10年程前に通った時は特に問題なく下った記憶だったのだが、近年は荒れているとの情報もありちょっと心配していた。
結論的には10年前より刈り払いも広くされており、要所には10年前には無かったトラロープもあり、きちんと整備されていて全く荒れてはいなかった。以前の印象通りで問題なく下ってこられた。
後から晴嵐荘の小屋番さんと話をした所、地元ではコツコツと整備をしてくれているとの事であった。
恐らく北アのメジャールートとの比較で悪いという印象になっているのではないかと思われるが、東北や北海道の山を広く歩いている人は全く問題ないと思われる。

無事に湯俣まで下り、お疲れ様でした。
疲れているので雨だったら素泊まりで小屋に入るかという意見もあったが、それほど悪天な感じでもないのでやっぱりテント泊。

晴嵐荘の温泉につかり極楽、いいお湯です。

残りの食糧で宴会し就寝。

4日目は小雨、傘をさして高瀬ダムへ下山しました。
湯俣は以前の印象通りよい所だったので温泉&噴湯丘ツアーでもまた機会を作って行ってみたいなあと思いました。
反省する事も多い山行でしたが、奇跡的に天候に恵まれ、水量の多い中で伊藤新道を歩け、皆さんに満足していただけたのは何よりでした。
竹村新道というのはなかなか通らないルートなのだが、10年程前に扇沢から奥黒、読売新道を経て赤牛、水晶、竹村新道を下り七倉という行程を2泊3日で歩いた事がある。この時は時間が無く湯俣は通過しただけで温泉入浴はかなわなかったので、是非また来て温泉に入ろうと思っていたのだった。

朝起きるとガスガス、風も強く寒い。

水晶に行っていないのでピストンしたいというA子さんに先に行ってもらいゆっくりと歩き出す。
鷲羽に登っていくと強風、何度も来ているので源流に下れば良かったかと思いながら雨具で登る。

時折ガスが抜けて視界が開ける。

明るくなってきたが相変わらず強風で寒い。

一瞬視界が開けた。少し草紅葉が始まっているような。

結局先行しているA子さんに追いついてしまい一緒に水晶小屋へ。
時間も押しているのだが、また来るのも大変なので強風の中水晶のピストンへ行ってもらう。
残りのメンバーは水晶小屋で力汁とやらを食いつつのんびり待ち。

水晶ピストンを終えてA子さんが戻ってきたので裏銀縦走路を先に進む。
赤岳を下り真砂へ登る。相変わらずガスで強風、それなりに寒い。

真砂分岐を竹村新道へ入る。
想定よりだいぶ時間がかかり湯俣へ下るのが遅くなりそう。
あせっても仕方ないので事故のないようじっくり取り組む事にする。

野口五郎はガスの中、真砂から下り風もやや弱くなってきた。

硫黄尾根と北鎌が正面なのだが今一つの視界で残念。

標高を落とすと穏やかになりシェルを脱ぐ。

五郎のガスが取れてきた。

急な樹林帯をどんどん下る。
稜線で時間がかかりだいぶ遅くなるかと思っていたが、下りは快調なペースになり一安心。

今回の足回りはトレランシューズで通したのが2名、登山靴も持ってきたのが2名。
私は全行程トレランシューズで通したが、やはり荷物の重い下りは足の負担が大きいと感じた。
荷物が軽ければ問題なさそうに思えるが、慣れない人はやはり登山靴の方が安定していて良いように思える。
稜線で時間がかかったメンバーも慣れないトレランシューズで重荷を背負い岩場で不安定だったからだと思われる。
沢区間はトレランシューズを使い登山靴を持ってきた人の方が夏道は快調に歩けている。
この辺りは荷物の量とどちらを取るかという事でそれぞれの考え方だろう。

足元に湯俣川が見下ろせた。
ちなみに竹村新道は10年程前に通った時は特に問題なく下った記憶だったのだが、近年は荒れているとの情報もありちょっと心配していた。
結論的には10年前より刈り払いも広くされており、要所には10年前には無かったトラロープもあり、きちんと整備されていて全く荒れてはいなかった。以前の印象通りで問題なく下ってこられた。
後から晴嵐荘の小屋番さんと話をした所、地元ではコツコツと整備をしてくれているとの事であった。
恐らく北アのメジャールートとの比較で悪いという印象になっているのではないかと思われるが、東北や北海道の山を広く歩いている人は全く問題ないと思われる。

無事に湯俣まで下り、お疲れ様でした。
疲れているので雨だったら素泊まりで小屋に入るかという意見もあったが、それほど悪天な感じでもないのでやっぱりテント泊。

晴嵐荘の温泉につかり極楽、いいお湯です。

残りの食糧で宴会し就寝。

4日目は小雨、傘をさして高瀬ダムへ下山しました。
湯俣は以前の印象通りよい所だったので温泉&噴湯丘ツアーでもまた機会を作って行ってみたいなあと思いました。
反省する事も多い山行でしたが、奇跡的に天候に恵まれ、水量の多い中で伊藤新道を歩け、皆さんに満足していただけたのは何よりでした。
コメント
コメント一覧 (2)
入念な下調べと計画、現地でのサポートのおかげで無事に達成することができ本当に感謝でいっぱいです。
台風と水量との葛藤、日程の調整、など・・・
ホントに運よくドンピシャでベストなタイミングでやっぱ持ってるなぁ~~と思いました!(笑)
吊橋が無くて心配でしたが、お助けスリングと立派な体格に産んでくれた親に感謝です。
湯俣川沿いの荒々しく美しい景色、
渡渉を繰り返し登った先から見た険しい硫黄尾根、その背後にドーンと槍・北鎌尾根・・
あの光景は圧倒的で素晴らしかった、見ることができて本当に嬉しかったです。
下山は途中ご心配かけましたが、何とか復活できたのも皆さんのおかげです。
温泉もテント泊も、全部楽しかったです!伊藤新道の冒険は一生の宝物になりました。
たくさんお世話になり、本当にありがとうございました!
またご一緒できる山行ありましたらよろしくお願いします。(^^♪
無理やり休みを調整してご一緒いただきありがとうございます。
結果、運良く好天の伊藤新道を満喫できて何よりでした。
登山の運動生理学とメンタルトレーニングを積んで、次は上ノ廊下だ!とはいきませんが、またタイミングが合いましたらご一緒しましょう。