今回は夏休み企画。
お盆は2日しか休まず、新盆2件で終わってしまったのでここに夏休みを持ってきたのだ。
伊藤新道は以前から機会があれば行こうと思っていたのだが、なかなかタイミングが合わずこれまで行けていなかった。
今回は行きたいリクエストもありの計画。吊橋などを整備し2023年秋に再開通させたのだが僅か2シーズンで全ての吊橋と桟橋等の工作物もほとんどが損壊してしまい2025年シーズンを迎えている。
結局は再整備前のバリエーション状態に近くなっている訳だが、情報が豊富になったのとガンダム岩のホッチキスステップが残っているので完全なバリエーションルートという感じはしない。
ただ、今シーズンは雪が多かった事で7月下旬までは水位の高い状態が続き、その後8月上旬に減水傾向ではあったものの、お盆に豪雨となり8月下旬までは減水しない状態が続いていた。
このため2025シーズンに関しては2023、2024シーズンとは状況が異なり、お気楽に行っている記録は8月下旬までは見当たらず、難易度の高い状態が続いていた。
今回は当初9/4～7の日程だったのだが、前線と低気圧の動きを注視していた所、低気圧が台風に発達、中止か或いは行先の変更かと散々悩み、結局は9/5～8へ日程を変更して予定通り伊藤新道へ行くという事にした。一か八かという判断で水位が下がらなければ撤退も十分考えられる。
これは撤退でも良いので行くと言ってくれたメンバーに背中を押される形での決断であり、腹をくくれた事に感謝したい。

いつものように深夜に福島を出て登山の起点である七倉へ向かう。
磐越・北陸道からR148とずっと雨、大町から七倉に上がっていく頃が雨のピークとなり雨雲レーダーを見つつ車で待機、雨が弱くなるのを待ちタクシーで高瀬ダムへと上がる。
タクシードライバー氏にはこれくらい降ったらそう簡単には水は引かないと言われたが、まあ分かって来ているのだからと傘をさし湯俣へと歩き出す。

思ったより早く雨が上がり雨具を脱ぐ。日差しも出てきた。ラッキー！

湯俣山荘着、ここで明日の伊藤新道の通行届を提出した。

で、明日入渓する沢を下見。
やっぱり何だか増水して濁っているんじゃないの～、と不安げな女子3人。

で、ちょっとだけ下見、本当は噴湯丘とかその周辺を散策しておきたかったのですが。
A子さんが思わぬやる気でジャブジャブと行ったのですが、再び雨が降ってきたのでちょっとで戻りました。
最初のトラバースで100cm位、私のヘソ下で水流はけっこう強い感じ、このまま水位が下がらなけらばまあ無理でしょう。明日朝までにどれだけ水位が下がるか？下がる事に期待するしかありません。

ジップラインで対岸に渡り晴嵐荘へ。


テントを張ってお天気祭り、明日は水が引くといいな～