登山用品 teku_teku の ブログ

「登山用品teku_teku」は 福島県福島市にある 小さな登山用品店です。

2017年11月

11/26(日)
遠藤ケ滝~小前ケ岳~前ケ岳~寺沢林道

そろそろスキーの時期ではあるのだがまだ山は雪が少ないだろうとまたまた近場のヤブ山へ。
実は直前に降雪があり山域によってはでシール歩行練習くらいはできたようなのだが、まあ予定を決めてしまった後だったのです。この日はteku_teku登山部恒例の忘年会が夕方からあったので近場でサクッと登ってから忘年会というプラン。

前ケ岳は安達太良の大玉側にある小ピークで登山道はありません。寺沢側の林道から踏み跡が小前ケ岳まではありそこをピストンしているのが普通のようなのですがちょっとヒネリが無い感じ。地元のK氏によると遠藤ケ滝の方からも登れるらしいとの事、行った事はないそうなのだが。地形図確認すると細尾根の上がやや急斜面で面白そうなのでそちらから登って寺沢側に下山する事にした。メチャヤブの部分は2カ所、登り急斜面と山頂直下らしい。
そんな酔狂な計画に何故か11人も参加、皆さんよっぽど忘年会前に運動したかったのですね。

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遠藤ケ滝の駐車場。既に雪が予想以上。
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とりあえず参拝。不動明王が祭られているとの事です。
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遊歩道を抜けて林道を横切りながら植林地を登っていきます。
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だんだんと雪が深く。想定以上。
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植林地で貴重なブナに古い爪痕。
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前ケ岳が見えた。何か思ったより遠いじゃない。
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こんなにバッチリトレースが。11月末の前ケ岳でこんなに雪あるとは。
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皆さん交代でラッセルします。ツボです。
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ヒザまでは確実に潜ってます。
急斜面のトップはなかなかいい運動になります。
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メチャヤブ帯を抜けて稜線に上がります。ラッセル隊長ありがとう!
ここから急激に強風地帯に突入。予想以上の風でした。
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和尚、前ケ岳、安達太良山。
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皆強風の中を頑張って進んで来ます。
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コケると怪我するぞ~。
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で、山頂直下の激ヤブを突破し山頂へ。
もう腰ラッセルです。ラッセル隊長とシミケンさんは頼りになる!良い仲間を持ちました。
激ヤブトップで腰だったんで撤退しようかと思ったのですが後ろからシミケンさんの「なせば成る」というセリフを聞き突入、山頂と思われる所でちょい昼飯を食い下山。
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小前ケ岳を過ぎて下りに入るまでがまたまた強風。
耐風とらずにやっと歩けるくらいでした。慣れない人はちょっと大変だったかな。
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下界は穏やかそうなのですが。山の上はもう冬ですね。
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寺沢側の林道へ降りて林道を長々と歩いて下山しました。
こちらのルートはピンクテープはあり迷う事はなさそう。
回しておいた車で遠藤ケ滝駐車場に戻り終了。

あとは忘年会です。
これだけ雪があれば来月からはスキーが使えそうですね。
ご参加の皆様お疲れ様でした。近場ですがなかなか楽しめました。








11/19(日)
微温湯温泉~浄土平~吾妻小富士

南岸低気圧が発達して冬型、寒気も入り天気予報も悪い。
ここのところの週末はこのパターンが多い。しかも毎週2つ玉っぽくなっている。
仕方ないのでまたまた近場の微温湯ルートへ行く事に、爆風だったら途中撤退です。

吾妻運動公園の駐車場に集合、思ったより天気は安定しているように思える。昨夜から明け方まではかなり吹き込んでいた感じだったがすっぽり覆われた感じ。
既に微温湯街道は冬期閉鎖になっているのでパイロットから上がる、まあ冬季閉鎖になっていなくてもパイロットから上がるのだが微温湯街道って数年前から舗装になっていたのですね、知りませんでした。

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微温湯温泉登山口。
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うっすら雪、落ち葉がフカフカして気持ち良い。
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たまに落とし穴にハマりながら登る。気温は低いが樹林帯は汗をかく。
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笹の繁茂した部分を抜けると視界が広がる。
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やや積雪が増してくる。
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それなりに風は吹いてくるが撤退するほどではない。視界も確保できる。
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吾妻小富士の裾を巻きながら登る。
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シモフリ方向も確認できる。思ったより条件は良い。
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この辺で撤退かと思っていたがこれくらいならバッチリ進めます。
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日差しが見えた!
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ラッセルという程ではないが時たま膝くらいまで吹きだまっていた。
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道路をわたりヤブルートを浄土平へ。
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トイレの手前が吹きだまりで雪壁!(笑)
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ラッセル練習にちょうどいい。(笑)
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浄土平、さすがに風が強い。建物の陰でちょっと休憩。
視界が良くなったので吾妻小富士に上がる事に。
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さすがに手がダメになりました。風強く冷たい!
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小富士の火口を見たのは何年ぶりだろうか、たぶん10年以上見てなかったかも。

手が限界だったのでサッサと下山、登ったルートを忠実に下りました。
思ったよりは荒れずそこそこ楽しめました。やっぱり行ってみるべきですね。


11/12(日)
金堀ゲート~秋元湖岸林道~姥明神(吾妻山神社登山口)~姥権現~吾妻山神社

またまた中途半端なこの時期に近場の山に行ってきました。
行先は吾妻山神社。こんなマイナー&マニアなルートにteku_teku登山部の入部希望者2名を含め総勢9名、皆さんこの時期よっぽど行くとこが無いのでしょうか、、?
しかも9名中3名が30代とteku登山部にも若者が、うまく定着すると良いのですが。

土湯道の駅に集合し乗り合わせ金堀の林道ゲートへ移動、土湯トンネル付近の道路は白くなってました。山行く人はタイヤ替えないといかんですね。
中津のレストハウスから入山した方が渓谷沿いを歩けていいかな~と思っていたのですが、レイクラインが夜間通行止めになり7時~17時の通行と微妙に遅れると車出せずマズいので安全策をとり金堀側から入山。
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ゲート前に車を置いて林道を歩きます。
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吾妻山神社登山口
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姥明神
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唐松川を渡る。
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登り方向にはテープがある。沢沿いの林道跡は途中でヤブになります。
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うっすらと雪が。
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登るにつれ雪が増えてくる。思いがけず初雪登山に。
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入部希望のHさんは大学ワンゲル出身と背負えそうな体格。
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古い指導票には議場という登山口の中津側に以前あった集落の地名が刻まれている。
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登山道はよく整備されているが倒木あり。
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こちらの指導票にもヤケノママとあり、現在は至る道はヤブになってしまった。
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姥権現
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急な斜面をトラバース気味に下る。
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着きました。
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吾妻山神社。
ご神体は石でその根元から温泉が湧いています。
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大正十五年、信夫郡と読めます。
現在の福島市からも参拝に訪れていたのですね。もちろん中吾妻を越して来ていると思うのですが。
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権現沢の源頭部。
谷筋なので風は無く穏やかですが小雪の舞う天気で動いてないとすぐ寒くなります。
思っていたより早く着いたのでゆっくり昼飯食って戻り。
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ヒカリゴケ??かどうかはわかりません。
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急斜面を滑りながら下山しました。

皆さん健脚で予定していた時間よりかなり早く下山できました。
入部希望で参加した30代の2名は入部したいとの事、何と!嬉しい限りです。
しかし先週の栗子山、今週の吾妻山神社とマイナー&マニアの山行を見て入部したいとは・・、山のバイキンが増殖しやすい体質なのでしょうか。

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追伸:早速タイヤ交換しました。今時、鉄ホイール履いてる車も少ないですが。
これで来週からの山行もバッチリです。


11/5(日)
米沢砕石~万世大路~栗子隧道~栗子山

中途半端なこの季節に近場の低山やヤブ山を歩いておきたいという気持ちがあり、東北中央道の福島~米沢間開通のタイミングに合わせ栗子山に行ってきました。

東北中央道の福島~米沢間が昨日11/4(土)開通した。渋滞したという情報から普通にR13栗子峠と思っていたが同行者の朝は大丈夫だろうとの意見に押され物珍しさも手伝って高速を通ってみることに。
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大笹生ICより栗子トンネル。けっこう長く9キロもあるそうで無料のトンネルとしては日本一の長さらしい。
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勾配も少なくカーブも緩やかで走りやすい。朝なのでスイスイでした。
無料なのはありがたく冬場はお世話になりそうです。
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日曜にもかかわらず米沢砕石が操業していたので入口ゲートを通過し万世大路の入口まで入る事ができた。
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歴史を感じながら万世大路を歩く。
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指導票をかじったのは誰?
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栗子隧道が見えた。
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米沢側入口は2カ所
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こちらが明治14年開通の初代栗子山隧道、人馬がメイン。当時としては日本一の長さだった。
開通の翌年には明治天皇が通過され万世大路と命名されたそうです。
何と冬もソリで通過していたというのだから凄い。
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こちらが車の通行に対応するために作り直した2代目栗子隧道。昭和11年開通。
現在は崩れていて通る事はできません。
R13西栗子トンネルは3代目、東北中央道の栗子トンネルは4代目になります。
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トンネルの左側に踏み跡があります。※登山道はありません。
この夏に遭難事案があり捜索時に付けられたと思われるピンクテープがけっこうありました。
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ブナ林を登ります。
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踏み跡ははっきりしていますがけっこう急登です。
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木をつかんで登るぐらい急。
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稜線間近で展望が開けるも強風。
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稜線に上がるとメチャ強風、平均15mくらいかな、メゲずに進みます。
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ピンボケになってしまいましたが霧氷がエビの尻尾状態、寒い!
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視界乏しい。
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皆さん強風&視界乏しい中文句も言わず着いてきます、って言っても全く聞こえないけど。
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おー見えた、栗子山。
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後ろを振り返ると杭甲山、吾妻連峰の遠望はちょっと厳しい。
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水窪ダムと米沢盆地。
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ヤブを進む。視界があるってスバラシイ。
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ヤブで燃えるタイプの私はガンガン行ったがスネアテをしてくれば良かった。
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三角点です。
ここは展望が無い分風は厳しくなかったので昼飯を食い戻り。
手作りのアップルパイとカップラでけっこう腹いっぱい。
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相変わらず風は強い。
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高速は大渋滞みたい。全然動いてない感じ。帰りは通るのを止めよう。
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万世大路を戻る。

帰りはR13栗子峠を福島へ戻りました。
歴史を感じながら4世代の路を見て、急斜面と踏み跡ヤブで栗子山に登りなかなか楽しめました。
今回は入部希望の若者1名参加しましたがこんな登山がお気に召すかな~?


※たまに問い合わせのあるteku_teku登山部ですが、teku_teku登山部のルールや過去の山行記録をteku_tekuHPに記載してあります。ご興味のある方はご覧下さい。
尚、問い合わせの多い項目はteku_teku登山部のルール(補足)に記載してあります。こちらはteku_teku店内でご覧いただけるようにしてあります。


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