2016年09月
早月尾根から剣岳
台風のさなかの早月尾根から剣岳の山行報告です。
ちなみに私は行ってません。
報告者はS嬢。写真はS嬢とT氏です。
早月尾根ルートから剱岳山行報告/teku_teku登山部
山行日:9月5(月)~6日(火)/1泊2日
山行メンバー:男子部員2名、ゲスト男子1名、女子部員1名
9/4日(日)午後11時半 松川スマートIC出発
今回は台風12号の影響と早月尾根ルートからの剱アタックを考え出来たら1日目に剱岳の登頂を想定してましたので登山口である馬場島に早めに到着したいこともあり、また日曜日に高速に入れば割引料金で行けちゃうので前日深夜ギリギリの出発です。
山行メンバーは計画したリーダーT氏、山歴40年以上のベテランS氏、登山部員ではありませんが昨年の忘年会に参加頂いたS木氏、記録係りのS娘の4名。
9/5日(月)午前4時45分 馬場島荘駐車場着
まだ日の出前で辺りは暗っ! 軽く朝食を食べながらゆっくり準備をする。と、、、
S木氏 朝からかつ丼をほおばっている!!その食べっぷりにこれからの標高差2259mの長い登りに備えてる感と安心感がうまれ、おかげで緊張がとれました。
今回は高度計もきちんと740mに合わせます。
ちなみに馬場島荘に来る林道運転中100mくらいのクマを目撃。
午前5時半 馬場島登山口出発
1047m展望台まで最初から急登です。ベテランS氏の先導で50分で到着。展望台を過ぎると樹齢何百年の大木の杉が3本ほど出てきてパワーをもらえます。
早月小屋までは樹林帯の急坂で整備もされているので歩きなれた東北と同じ感じで歩けます。ただ長い。能登半島や馬場島壮が下に見える。
台風の気圧のせいなのか道標の数字が1400mくらいから徐々にずれてきて、1600mの道標でも私の高度計は1500mなんだよねー?
まあ、あと600mちょっとで小屋なので最後の急登頑張ります。
午前10時半 早月小屋到着
素泊まり受付をし、サブザックに必要最低限の装備を入れて休む暇なく、
午前11時 頂上に向けて小屋出発
歩き始めて30分 小屋でも休めなかったので5分くらいの小休止。
途中登山道脇にストックをデポ。目印の赤ふを付けました。
雲行き怪しいので先に進むと雷鳥ファミリーが勢揃い6羽くらいいる(^▽^;)
これから岩場の核心部なんすよー。天候だいじょぶか~!!
早月尾根一番の難所 カニのハサミ通過。
午後2時20分 剱岳登頂!!と同時に大粒の雨。写真を撮って直ぐ下山。
濡れた岩場を慎重に下ります。雨が少し止んできたと思ったら雷が~!こわ~。
1時間くらいで雨も止みガスも取れてきて遠く室堂ターミナルが見えた。
ここら辺から小屋が見えるのですが見えて遠い。
午後5時 早月小屋到着。本日の行程終了か?まだまだあります。素泊まり、テント泊なんで夕食のtekutekuスープを作ります。
午後6時45分 小屋談話室で遅めの夕食。持ち上げたビール、ワインで登頂の成功を祝います。
写真はありませんが富山の夜景も素晴らしく綺麗。
実は台風の影響と雨でテントは張らず皆小屋泊まりに変更しました。
9/6日(火)午前4時半 起床。
夜中雨の音で目が覚めたくらいでほぼ爆睡。今日の行程は下山して福島に帰るだけなので、荷物の片付け後お湯を沸かして朝食。
午前6時半 下山開始。1500m近く下ります。
下界は晴れているのに小屋から上はガスの中。
下りもガレタ道や木の根っこに気を使います。
1時間歩いて5分の休憩を繰り返し、残り300mのベンチでコーヒータイム。
午前10時半 馬場島登山口到着
馬場島荘でお風呂を頂こうとするが、12時からとのことで上市町まで戻り正午にお湯に浸かり、SAで昼食を食べ、夕方6時前に松川スマートICに戻れました。
早月尾根からの剱岳、標高差2200m以上の体力派コースでたまーに人とすれ違うくらい、静かな山行が楽しめます。今回この最難ルートを無事達成できたのは、長―い急登をベストなペース配分で歩き、互いにサポートし、皆が登頂するという気持ちがあったから。
ご一緒した皆様 お疲れ様でした。今年一番の山行になりました。
唐倉山 山開きのお知らせ。
世界の山旅スライド上映会のお知らせ。
福島会場は10/3(月)14:00~16:00です。勤め人にはちょっと厳しい時間帯ですが・・。
場所はコラッセふくしま4階403室。海外トレッキングにご興味をお持ちの方はお気軽にどうぞ。
仙台会場は9/30(金919:00~20:30で山の雑誌などでおなじみのイラストレーター鈴木みきさんのトークショーもあります。
タイミングの合いそうな方は是非行ってみてください。場所はアエル(情報産業プラザ)5階です。
いずれも、
アルパインツアーサービス:03-3505-1911までご予約下さい。
teku_tekuに言っていただいてもOKです。