登山用品 teku_teku の ブログ

「登山用品teku_teku」は 福島県福島市にある 小さな登山用品店です。

タグ:千蛇谷

4/28(日)
鳥海山/中島台~新山

好天を逃さずロングルートへ!
DSC_0138
GW前のバタバタで体調は今一つだが好天予報と足首の水たまりもようやく引いたのでロングルートへ出掛ける事に。睡眠が1時間しか取れなかったが運転を引き受けてくれる仲間に感謝し移動、東北中央道のおかげで鳥海も近くなった。

DSCF1086
1時半にteku_tekuに集合、運転をお任せし助手席で休ませてもらう。思ったより寝れなかったが目をつぶれるだけでもありがたい。東北中央道開通の恩恵で5時前に中島台レクリエーションの森へ着いた。準備をして5時10分頃に板を担ぎ歩き出す。
DSCF1088
赤川にかかる橋を渡ってすぐ板を履いた。ここは遊歩道が整備されているがまだ雪の下だ。
DSCF1090
あがりこ大王。
ここまで僅かに雪の切れる箇所があったがシール歩行のまま通過。帰りは無理だろう。
DSCF1093
鳥海はガスの中だがじき晴れてくる事を期待。
DSCF1108
今日のメンバーはteku部3人。ラッセル隊長M氏と今月EUオートルートに行ってきたS氏と私。
私以外のお二人とも健脚なので写真を撮っている間のあっという間に離されてしまう。
DSCF1111
でも前日降雪したおかげて景色が美しく、つい写真を撮ってしまうのです。
追いつくのが大変、というか追いつけません。
DSCF1114
ガスが晴れ鳥海山が美しく望めた。
DSCF1118
稲倉岳
DSCF1136
鳥越川ルートを歩く。
DSCF1142
大展望
DSCF1153
ひたすら登る。
DSCF1157
千蛇谷を詰めていく。
DSCF1160
新山が近づいてきた。
DSCF1166
好天だが山頂下は風が強い。
DSCF1171
山頂小屋手前が氷化していて強風、這い上がるのが大変でスキーアイゼンを使用した。
奥に大物忌神社(おおものいみじんじゃ)があるが雪の中。
DSCF1172
外輪山も雪化粧し美しい。
DSCF1174
急斜面を斜登高し山頂へ上がってきた。
DSC_0148
終始元気なM氏。
年齢と体型は私とさほど変わらないがパワーはどこから湧いてくるのだろうか?
先週は飯豊石転び、先々週は月山肘折を下から往復しているのだ。
DSCF1185
七高山山頂には人が見える。祓川からのルートは賑わっているだろう。
DSCF1184
山頂部は思ったより風が強くなかった。不思議です。
DSCF1209
北面台地に向かって滑ろうと斜面に入りかけたが強風と見える範囲が全てガリガリ、エビの尻尾状態だったので登路を滑る事にした。
S0021195
新雪のおかげでこの季節としては素晴らしい雪質、板が走る。
広い斜面に遠慮なくファーストトラック、飛ばせます。
S0101217
重くなるかと思っていたが低温のおかげか上から下まで全て板が走る雪だった。
S0111220
樹林帯は良いザラメで快適。
DSCF1228
あがりこ大王を過ぎ橋との間で雪が切れ板を担いだ。

中島台(460m)を朝5時過ぎにスタートし鳥越川から千蛇谷を経由し新山(2236m)へ10時半着、登り7~8時間を予定していたがかなり早く着いたのはメンバーの構成か?
山は逃げないが山に行く機会やチャンスはどんどん失われていき、雪も解けていく。シーズン終盤に素晴らしいルートを絶好の条件で行くことが出来た。頼れる仲間に感謝したい。



4/29(日)
鳥海山
大平~御浜小屋~扇子森東側~千蛇谷~新山

ブルーライン8~17時の通行規制がありややタイトながら好天予報に誘われ鳥海千蛇ルートへ出掛けた。
今回の目的の一つは大平や鉾立から入山の場合に通常は七五三掛(しめかけ)から千蛇谷に入る人が多いように思うが扇子森の東側から入った方が標高こそ落とすものの安全度や装備の面でメリットがあるのではないかと考えそのルート確認。もちろん山スキーならではのルート取りでなるべく下部から千蛇谷に入りたいと思ったからだ。web検索してみたがこのルートを通った記録は1件のみなのでマイナールートで条件が難しい可能性もある。

朝4時半にteku_tekuに集合し東北・山形自動車道をフルで使い時間を短縮。高速代はかかるが4人で割るのでまあ仕方ない。鳥海道の駅には7時前に着き休憩していると偶然知り合いに遭遇、やはり鳥海湖あたりまでのテレスキーとの事。どうせブルーラインの開くのは8時なのでゆっくり休もうと思っていたがけっこう先発していったという話を聞き登山口の駐車スペースが心配になりそそくさとゲートへ移動。

20180429_03
吹浦側のゲートに着くと既にけっこうなゲート待ちの列。
まだ開くまで40分以上あるので日焼け止めを塗ったりしながら準備。この数の車だと一番効率のいい場所には止められないかも。
前日の夕方に入っているM隊長の情報だと駐車スペースはガラガラだとの事だが道路が開いていないので当然でしょう。
20180429_05
一番効率のいい駐車スペースにはやはり止められなかったが次の場所に止められてスタート。8時半過ぎ。
20180429_09
ゲレンデのような斜面を登っていく。
20180429_14
バックは日本海。
今日は行程が長く17時で道路が出れなくなるというプレッシャーもありサクサク登っていく。
20180429_26
鳥海湖に着いた。まだ眠っているようだ。
20180429_22
御浜小屋に到着。新山が美しい。やたら風が強くたまらず上着を着る。
無線で先発しているM隊長に確認すると予定していた扇子森東側から千蛇に入れたとの事。
予めルート情報は共有していたのでこちらも同ルートへ進む。
20180429_31
扇子森でシールを剥がし東側まで滑ってからの千蛇谷へのトラバース。
M隊長達の先行トレースがついている。
20180429_33
少しクラックが入っている箇所があり後続はビビッて入ってきた。
今日の雪質であれば問題ないと思うがカリカリ凍っているとちょっと怖いかも。
20180429_40
千蛇谷へ降り立った所はやや急な斜面だがシールを貼り直し登っていくにはさほど問題はない。
20180429_45
ここに至るまでほとんど休憩が取れていない。今シーズン山スキーを始めた初級者もいるので早め早めの休憩を取ろうと考えていたのだが風の弱い所で休もうと歩みを進めているとどこも風の弱まる所が無くここまで来てしまった。谷へ入れば風もおさまるかと思っていたがさっぱり風は強いまま。やや疲れている感もあるので昼食をとる。
20180429_47
七五三掛(しめかけ)のトラバース箇所千蛇側。
20180429_49
谷が広がる。
20180429_52
雄大な谷を登っていく。
20180429_58
ここまでやや時間がかかっていて山頂に至らず折り返しかと思えるがまだあきらめるのは早い。
ペースを上げればギリ山頂まで行ける可能性はあるのであきらめず頑張るのが山屋の心意気というものだ。
この先で先発していたM隊長のパーティとスライド。
20180429_59
文珠岳からの斜面にはトレースは無し。ここからも千蛇に入ってこれるが戻りは七五三掛になるのが普通。
こちらの斜面からの落石やブロックには注意が必要で登高中も何回か落石があった。
20180429_66
一旦離れて諦めたかと思えた後続が粘ってきているように見える。
すると前方に大パーティが滑ってきた。知り合い含む19人パーティで毎年恒例の祓川から登って千蛇を中島台に下るツアーだ。
20180429_71
大パーティとくっちゃベって時間を使っているうちにウチの嫁さんが迫ってきた。
あきらめていなかったのだ。自分の嫁さんながらけっこうエラい。
20180429_74
山頂の小屋と神社。ここまで来たら山頂までもうちょっと。行くしかない。
20180429_76
新山への登りは僅か。
20180429_79
ほぼ山頂。
20180429_82
山頂まで登って喜びもひとしお。
20180429_85
相変わらず風が強いが素晴らしい景観。
20180429_86
ひとしきり景観を楽しんだらシールを剥がして滑ります。
20180429_78
小屋と神社までひと滑り。
20180429_131
千蛇谷を滑る。
20180429_157
遅れて登っていたメンバーとも合流し広い斜面をどんどん滑る。
20180429_168
白まだらでちょっとストップ雪だが十分楽しめる。
20180429_170
再びシールを貼って扇子森東側へ登り返す。
トラバースの登りが慣れないとちょっと怖いかも。
20180429_173
扇子森を巻きながら登る。
20180429_172
疲れていると地味につらい登り。
20180429_176
御浜小屋まで戻ってきた。道路の閉まる時間には十分間に合いそうだ。
20180429_197
ゲレンデのような斜面を滑って出発地点へ戻った。雪はいいザラメで気持ち良い。
トータル7時間ちょいの行動で天気は良いが風は強くシールの着脱時以外はほとんど休まなかった。
脱水気味だったので水分を補給して温泉入浴しサッパリして福島へ戻り、充実した1日でした。










↑このページのトップヘ